商人欲求

もうすぐ社会人になる学生です。教養は大事。

学歴は大事なのか?

私はとある大学に通っている。口に出すのはうんざりなのだがここでははっきり文字にする。Fラン大学である。

大学2年生頃までずっと学歴コンプレックスに悩まされてきた。入学した当初はなんのやる気も起きず、キャンパス内で先輩たちがワイワイとサークルの勧誘をしているのを横目で見ながら通り過ぎ、勧誘のビラをもらっても「ふーん、あっそうイラネ(^_^)/ポイッ」程度にしか思ってなかった。サークルに入る気にもおこらず結局サークルや部活動には入らなかった(今ではサークルに入らなかったことを後悔している)。

2年生になってから、ついに他大学へ編入しようと試みた。経済学部に所属していた私がふと、心理学を専攻したいと思ったのである。そこで私は、以前から気にしていた学歴コンプレックスを払拭しようと、偏差値の高い心理学部がある大学へ入り直そうとしたのだ。しかし、編入試験は通常の大学入試とちがい狭き門であり、編入できるのはごくわずかな人間しかいない。それを知った私は怖気づいてしまった。自分にはそのような素質はなく、ぜったいに心理学でなければダメという特別な思いはなかった。結局、編入は断念した。

要するに、私はレベルの高い大学に入りたかったのだ。学歴コンプレックスが心に根強くこびについてしまったのだ。傍からみればどーでもいいことかもしれないが、どうも納得がいかなかった。3回生になった今でも、頭の隅っこのほうでコンプレックスを気にしていたころの自分が体操座りしている状態だが、前よりかはほとんど解消されている。でもたまに、もし高校時代にもっと勉強してたらなぁ・・・、とか、なんであのときのあの試験で本気を出せなかったのか・・・、とかいろいろ後悔してしまう。

高校時代にこれといってやりたいことも見つからず、先生や親に「とりあえず大学入っとけ」としか言われなかった。専門学校という道もあったが、入った後で「やっぱりこれは向いててないな」と後悔してもそのあとの進路変更が難しくなると言われた。なにか知識を身に着けるには大学の方が良いと耳にタコができるくらい言わされた。それで、無難な経済学部に入学したわけである。

 

私は、学歴には社会的充足理的充の2つの意味合いがあると定義する。

社会的充足とは、良い学歴をもつほど社会的に優遇されることである。良い学歴とは有名校や偏差値が高い大学に入学することである。学生を採用する際にその人を学歴でスクリーニング(評価・選考)する企業は少なくない。偏差値が高い大学ほど企業にほめたたえられる。

一方、心理的充足とは頑張って勉強して偏差値が高い大学に合格できた喜びや満足感といったものである。偏差値が高いという理由だけでなく、自分が行きたかった憧れの大学に入学できたからという理由も当てはまる。

私の場合だと、どちらの充足も足りていない。

Fラン大学であはあるが一応就職はできる。これまでの卒業生の就職先には有名企業はほとんどなく、ほとんどが中小企業であったが、一応会社には就職できるだけのチカラはFラン校にもある。また公務員の道に行った先輩もいたと耳にし、意外と根性ある人もこの大学にはいるんだなと感心してしまう(なお、公務員試験を受けるのに学歴は必要なくだれでも受験可能である)。社会的充足は足りていないとまでは言えないが、平均レベルの企業には就職可能といえる。

問題は心理的充足があまりにも足りていないことだ。高校の時にもっと勉強していれば、少しはレベルの高い学校へ行けたかもしれない。もしMARCHに行ってたら華やかな学生生活を遅れていたのかもしれない(あくまでリア充生活できるんじゃね的な勝手な幻想)。将来優良企業に勤まるチャンスがあったかもしれない。多種多様な先輩や同世代の人とコネクションを築けたのかもしれない。etc  このように後悔ばかりしてしまう私には充足感がまるで無い。

 

上の考察から、社会的充足を満たすには学歴は大事だといえる。ただひたすら勉強して行きたい大学の合格までのプロセスを順に追っていけば解決されることだ(だがそれをこなすことができるかは個人の力量による)。

ただ、心理的充足を満たせるのは自己判断でしかできない。自分自身がどう思うか、だ。行きたい大学に行けずにFラン大学に滑り止めで合格してしまった結果だけみれば、それは覆すことのできない現実だ。しかし、その結果に対して自分がどのような感情を抱くかによって結果の良し悪しが決定される。悔しい、かなしい、というマイナス感情が湧き起これば、結果に対して悪いイメージを抱いてしまう。だとしたらプラスの感情をおこせばいいのではというふうになるのだが、そこからの話は心理学的な話になってくるのでここまでにしておく。

 

これ以上核と文章が長くなりそうで書くのが疲れるので、とりあえずここまでにする。もしこのブログを読まれた人がいるならば、私が提示した学歴のもつ2つの意味合いについて考えてほしい。

 

まだまだ書き足りないのでパート2も書くかも?