商人欲求

もうすぐ社会人になる学生です。教養は大事。

アニメ「SHIROBAKO」がおしえてくれたこと~一挙放送を見て~

あけましておめでとうございます。

今年のお正月は実家に帰りたかったけど、アルバイトで関東で年越しするはめに。。。

世の中には自分以外にも年末年始にもかかわらずアルバイトに徹する学生がいたことを祈ります。

 

さて、お正月にTOKYO MXで放映していた「SHIROBAKO」。元旦の2、3日と連続で見続け、3日の日は1日中テレビにかじりついていました。

 

漫画を描く漫画「バクマン。」みたいに、「SHIROBAKO」はアニメを作るアニメ。こういう作品を待っていた。

 

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アニメ業界はブラックで、低賃金で、労働に見合った対価がもらえなくて、長時間労働で~みたいなマイナスイメージがあるけれど、その裏では、キャラクターたちに命を吹き込ませるために自らの命を賭けて日夜業務に徹する人たちがいて、制作に携わる人たちの熱い情熱が詰まっているということを「SHIROBAKO」は教えてくれた。

 

本編で繰り広げられる話は妙にリアリティがあっておもしろい。キャラクターたちとの会話劇には、「○話と○話の原画どうなった!?」「スケジュールはどうなってる!?」など専門用語が多数出てきて、見てる側も現場にいるような感覚になる。

 

みゃーもりが自分はなにがしたいんだろうかと悩んでいるシーンにグッときた。彼女は「制作・進行」というまるで会社の営業ウーマンのような役割を果たしていたが、アニメを描くことも企画することもできない彼女は、自分は本当に役に立っているのだろうかと思い悩む。でも、「制作・進行」というネジが一本外れるとアニメは作れなくなってしまう。みゃーもりは自分の果たすべきこと・できることに気づき、これからもアニメ制作に携わっていきたいと懇願した。自分の足元がわからなくなっても、自分は組織もろともアニメ業界に一役買っているのだと。

 

5人のヒロインたちをはじめ、キャラクターたちが愛らしくてかわいい。こんなかわいい子たちがアニメ業界で働いていいるのかぁ~と幻想を抱いてしまうくらいに。

「『SHIROBAKO』を観てアニメ業界に行きたくなりました!」なんて言う高校生や就活生がいたらすぐに止めてあげよう。かわいい絵に釣られるな!えまたそみたいなかわいい人が必ずいるとは限らないぞ!小笠原さんみたいなゴスロリ衣装を身にまとった人もいるかもしれないけどな(いたらすごい)!

 

アニメは、世界が誇れる日本独特の文化だ。「SHIROBAKO」に出てくるような情熱的なクリエイター集団のおかげで、日本中のアニメファンだけでなく、海外のアニメファンがジャパニメーションに期待と興奮している。日本のアニメを海外にもっとアピールして、放映して、ファンを虜にしてやれば、日本のクリエイティブ産業はもっと盛り上がる。日本産アニメというものをもっと海外に輸出すべきだと思った。

 

本気でアニメを作りたいという情熱を持った人ならば飛び込んでみるのもありだと思う。人生一度きりだし、なにかに打ち込むことは楽しいしやりがいもある。

 

 

BSフジでもこれから再放送されるので、もう一周しようと思いました。